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大学放浪記(44)

伊藤信孝

マエジョ大学・客員教授・再生可能エネルギ学部 

 本報では、最近注目を浴び、世界的に議論が成されている近未来のエネルギがどの方向に進むのか、とりわけどの種の自動車が近未来の移動機関として選択されるのかについて意見を挟んでみたい。化石燃料の大量燃焼消費から排出される炭酸ガスが地球規模の気候変動を来すほどの温暖化ガスの主原因と言うことで、脱炭素への取り組みが強調されつつある。日本で開催されたCOP3での京都議定書で多くの国が炭酸ガス排出量の削減に同意したものの、エネルギを取るか、環境を取るかという究極の選択において、やはり最終的にはエネルギが優先され、未だ脱炭素に向けた目標達成への課題は解決されていない。

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