大学放浪記(45)
伊藤信孝
マエジョ大学・客員教授・再生可能エネルギ学部
長年タイの大学で働く機会を得て、常々感じて居ることは、「ここのところを、いくらかでも改善すればもっと良くなるのに」とか「ひょとすると大学ランキングも大幅に上げる事が出来るやも知れない」と残念に思うことが多々ある。文化なのか、伝統なのか、はたまた個人の、あるいは大多数の共通した妥協点なのか、その辺は定かではないが、いずれにしても改善した方が良いし、改善すべきであると常々考えて居る部分が多々ある。しかし如何にすればよいかでいつも二の足を踏み躊躇させられる。