大学放浪記(47)
伊藤信孝
マエジョ大学・客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では、筆者が最もうれしい出来事について記す。これまでも既述したように、筆者にとって何に最もうれしく、幸せに感じるかをあらためて記す。言うまでもなく、長年タイに滞在している、或いはさせて頂いていることが基本的に幸せである。しかし、滞在している、或いはさせて頂いているだけでは意味はない。何が目的で、滞在し、させているかについてその目的、趣旨、或いはミッションがあきらかでないと意味は半減する。本人が如何に高い志をもっていても、その志が生きる環境がなければその達成度は100%満たされない。