大学放浪記(49)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
1次遅れ系モデル(図)
本報では1階の微分方程式で表される現象を、現実の社会で見られる現象に関連づけて記述する。上図は、ある一定の入力(目標値、Step input target level)に対して、システムが時間の経過とともに如何様に応答、反応するかを時間の経過と共に表示したものである。一般に系の応答を求めるには、微分方程式をラプラス変換し伝達関数を求め、それを逆変換し時間領域に戻すと、上図で黄色と水色で示す応答曲線が得られる。