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大学放浪記(54)

伊藤信孝

マエジョ大学客員教授・国際学部

 

 本報では「研究論文」について記述する。周知のように論文は研究者、学術関係の仕事を主たる仕事として生きていく大学の教員、企業のエンジニア、或いは公的、私的学術研究機関で仕事をしていく人にとっては将来を左右する、大きな生命線である。特に大学の教員として身を立てるには学位を保有していないと応募資格すらなく、極めて難しい。しかも和文でなく英文でそれなりの基準をクリアして掲載された論文がいくつあるかと言う、まずは総編数が評価の対象になる。ここで言う基準とは、投稿した論文に関する専門家、あるいはその道の権威、またはそれに極めて近い専門家として選ばれた複数の閲読者(一般に2人)の評価に耐えた論文のみが掲載されるから。

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