大学放浪記(56)
大学放浪記 (56)
伊藤信孝
マエジョ大学・客員教授 国際学部
前報でタイの大学の管理運営のまずさを書き、明日は我が身となるかもしれないと書いたが、それが現実のものとなり驚きである。ことの経緯をここに少し紹介すると次のようである。悪いことが重なるときはよくあるが、この時も運悪く、ちょっとした不手際(?)で購入してから一度として生じなかったことが自分のスマホに起きた。たまたま大学の食堂で昼ご飯を食べるべく注文したメニューを待っていると、慣れ馴れしく入ってきた一人の学生が自己紹介を含めて話しかけてきた。隣国からの留学生で、奇しくも筆者が最近新しく移籍した国際学部の学生だという。運悪くそのときはスマホを持っていなかったので。その学生を連れて自分のオフィスに招き、LINE でのアカウントを交換した。