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大学放浪記(57)

大学放浪記 (57)

 

伊藤信孝

マエジョ大学・客員教授 国際学部

 

過日、学部長がオフィスにきて今日はナイジェリアとの研修プログラムの閉会式があるので出てくれということで参加した。筆者がこれまでの再生可能エネルギ学部を離れて国際学部 (International College) に移籍してから2ケ月しか経っていない。だからこの研修プログラムも熟知していない。例によって急なことではあるが、躊躇している暇はない。時間的余裕もないので手っ取り早くタイの伝統的服を着て出かけることにした。閉会式ということであるから当然公式服装で臨むのが礼儀であり、常識である。常に着替えることができるようにオフィスにはスーツも用意してあるが、時間的に余裕がないときは、手っ取り早くタイの伝統式服装で対応している。素早く着こなして学部長室に出向くと先客があった。名刺を交換してわかったがナイジェリア大使官と大臣であった。公式服装の対応でよかった。

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