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チェンマイ大学での貢献 (78)

伊藤信孝

チェンマイ大学客員教授・工学部 

 本報では「情報通信技術の変革と大学」について記す。ここ1213年で最も進歩した技術の一つが情報通信技術であると確信する。いつもながら研究技術開発の順序は、まずは軍事分野から始まり、ついで一般産業機器、民生機器、農産業とへと移転される。もちろんこの順序は国の安全保障をどの程度優先して考えるかという政府の方針、国家視、冷戦の脅威や、仮想敵国、国家間のライバル視、経済との絡みなどが技術開発革新の支えとなっている。

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