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コンケン大学での居候生活 (1)

伊藤信孝

コンケン大学客員教授・工学部 

  本報では定年退職後、12年間のチェンマイ大学での滞在を終え、2020年10月初めからコンケン大学に移籍し、新しい職場としての生活を迎えることになったいきさつを記述する。1年ごとの契約更改でこれほど長期に亘ってチェンマイ大学にお世話になろうとは思いもしなかったが、幸いにも永きにわたり、滞在の機会を頂き、多くの経験をすることができた。おそらくこのような永きにわたりアジアの大学に籍を置いた大学人は少ないのではないかとよく言われる。

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