大学放浪記 (20)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報でも筆者の「研究回顧」について軍事研究との関わりの観点から記述する。第2次大戦後の食糧難を国民全体が経験し、大学院を終えて大学に助手として就職した当時の研究は、水田での車両(特にトラクタ、コンバインなど)の水田への導入に関するものが多かった。主食である米の安定生産供給が必要であるとした国策に基づき、稲作に対する政府の力の入れ様は、ほぼ独占的な支援、保護の如き形で実施されてきた。
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報でも筆者の「研究回顧」について軍事研究との関わりの観点から記述する。第2次大戦後の食糧難を国民全体が経験し、大学院を終えて大学に助手として就職した当時の研究は、水田での車両(特にトラクタ、コンバインなど)の水田への導入に関するものが多かった。主食である米の安定生産供給が必要であるとした国策に基づき、稲作に対する政府の力の入れ様は、ほぼ独占的な支援、保護の如き形で実施されてきた。