チェンマイ大学での貢献 (61)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
タイでの滞在も10年を超え、しかも同じ機関での居候はこれまで見えていなかった部分がちらほらと垣間見えてきて、失望したり、気落ちすることが多くなる。「何だこんな事だったのか、それなららもっと早く気付けば良かった。何という所に居座っていたのか」と思わず目の前が真っ暗になる事も多くなる。特に客員教授 (Visiting Professor) という立場は、聞こえは良いが一方で不安定 (Unstable) な身分でもある。