チェンマイ大学からコンケン大学へ(特別編)
伊藤信孝
コンケン大学客員教授・工学部
本報では2007年から12年間のチェンマイ大学での滞在を終え、2020年10月初めからコンケン大学に移籍し、新しい職場としての生活を迎えることになるまでのいきさつを記述する。殆どのタイの大学がそうであるように、外国人教員の雇用にあたっては、1年ごとの契約更改がごく普通であるため、これほど長期に亘ってチェンマイ大学に居候を決め込んで、お世話になろうとは思いもしなかったが、幸にも永きにわたり、滞在までの思い出作りの機会を頂き、多くの経験をすることができた。