大学放浪記(3)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では、雇用契約が成立し、受け入れが正式に成就してからの TOR (Terms of Reference) に関し契約書に記された項目内容はほぼ大きく分けて3つほどになるが、その中の一つが講義負担である。これまでにも何度も触れたが、外国人が対の大学で講義を負担する場合は、原則として、タイ人教員とのコンビ、あるいはシェア(分担)が義務づけられている。その狙いはいくつかあろうがカウンター・パートとしての相談役、実際は外国人一人が全面的に負担する形式であっても、書類上は2人で分担という形を取る。