コンケン大学での居候生活 (9)
伊藤信孝
コンケン大学客員教授・工学部
本報では再び「タイの稲作」を取り上げる。この「コンケン大学での居候生活」シリーズの(7)でもコンケンからカラシン(地名)に少し入ったところでの知人の所有地(農地)を訪れた時の様子を記載したが、このときの訪問を機に、タイの稲作について見直すべく、いろいろ資料や文献をあたっていたが、1年前に、チェンマイ大学で出会ったリサーチ・アシスタント(Research Assistant)の一人に依頼して知り得た資料を見直しているうちに、自分が大事なことを見落としていたことを見いだした。