会員活動報告一覧
チェンマイ大学での貢献 (40)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
本報では筆者がチェンマイ大学に赴任以来長年にわたり懇意にして頂いているソムチョット先生との関係を紹介したい。言うならば専門分野を異にする「もう一つの貢献」の紹介と言う事である。本文に登場するソムチョット先生は専門が歴史学で、その学術活動も極めてアクテイブで書籍の執筆出版などに目を見張るほどの勢力と驚きを感じさせられている。
チェンマイ大学での貢献 (39)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
本報では「最も長い日」と題して筆者の活動の一端を紹介する。ここで言う「最も長い日」とは2017年3月13日(月)のことである。この日は朝8時から9時半まで正規の担当講義があり、11時半から約20kmほど離れたマエジョ大学からの要請で大学院学生へのセミナー講演を依頼されていた。
チェンマイ大学での貢献 (38)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
本報ではタイの大学生の「就職」についての意識、考え方について記述、および提案する。筆者が正式にチェンマイ大学に迎えられたのは2007年の10月からと記憶する。当時、日本のある大学がバンコック(BKK)で企画開催した国際シンポジウムでの口頭発表に先立ち、筆者が聞いた情報によると、タイにおける日系企業の数はおよそ6,000社と聞いた。インターネットにアクセスして本当かなと疑心暗鬼で調べてみるとその数は3000余であった。
チェンマイ大学での貢献 (37)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
本報では「大学の危機」について筆者なりの意見を披露したい。言うまでもなく大学の果たすべき社会的責任(USR, University Social Responsibility) は教育、研究、社会貢献に大別され、大学人とりわけ大学教員の資質や能力は上記の3つの観点から評価を受ける。これらの評価基準に基づき職階が基本的に決まる。なかでも研究に関しては教員の専門とする分野での刊行研究論文数、および引用頻度数などが重要な要素となる。さらに昇格する職階に応じて相当の提出資料が求められる。
チェンマイ大学での貢献 (36)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
日本の大学、それも国立の地方大学に大学院修士課程が設置されてから久しい。また博士課程の設置もその後しばらくして実現したが、その背景には先進国としての国際貢献の一つとして海外からの留学生の受け入れがあった。修士課程の設置には、高等教育を受けた人材の供給に対する社会的ニーズと留学生受け入れの2つがあった。日本の大学では博士課程修了者の就職が難しく、よほどの理由がなければ博士課程に進学する者はいない、と言うのが大方の認識であった。この認識は今でもさほど変わっていない。
チェンマイ大学での貢献 (35)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
毎年新しい年を迎えると、大学のある研究室では必ず1月の後半に新年会を催すのが恒例の行事である。筆者はこれまでにもそのほとんどに招待され、参加の機会を得てきた。本報ではこの「新年会」例会を紹介し大学(特に学部、学科、研究室レベル)の現状に筆者なりの意見を披露したい。