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チェンマイ大学での貢献 (46)

伊藤信孝

チェンマイ大学客員教授・工学部

 約1週間ほど前の2017年6月14日に元副学長で、また工学部長でもあった先生から「ラジャマンガラ工科大学のドイ・サケ(Doi Daket)キャンパスに行く予定があるのだが、行かないか、過去に行ったことがあるか」との問いかけに、訪れた記憶は薄かったが、時間的にも余裕はあったので二つ返事で応諾し同行した。現地に着くといくらかづつ記憶がよみがえり2,3年前に一度訪れたことを思い出した。

チェンマイ大学での貢献 (45) 

伊藤信孝

チェンマイ大学客員教授・工学部

  本報では前報に続き、大学のキャンパス内を移動するバッテリ・カーの運行について筆者なりの改善案を提示したい。化石燃料に依存せず電気を動力源として動く電気自動車が学内での移動に無料で運行されている。異なる番号をつけた電気自動車には、それぞれに定まった運行ルートが決められており、停車場には乗車したい番号の車両が停止する事を示す色と番号が提示されている。

チェンマイ大学での貢献 (44)

伊藤信孝

チェンマイ大学客員教授・工学部

  チェンマイ大学では年間を通じてキャンパスのどこかで工事が進行中である、と言うといささか大げさな表現になるが、それほど頻繁に整備、拡充、新校舎の建設が進みつつある。筆者がこちらに来てから、工学部だけでも4つほどの建物が新築されたし、古い建物の改修工事も数え上げるときりがない。

チェンマイ大学での貢献 (43)

伊藤信孝

チェンマイ大学客員教授・工学部

  本報では筆者自身の事ではなく母校三重大学で教員として長年お世話になったT先生について記したい。筆者が大学教員(助手)として三重大学に赴任したのは1970年である。当時は全国的に学園紛争で大学は中央、地方を問わず大いに揺れていた。地方大学と言えどその激しさにいくらか差はあったが、いずこも似たり寄たりであった。赴任して2年目であったかどうか記憶は定かではないが、大学共通一次試験の監督を命ぜられ、タッグを組んだのが上記のT先生であった。

チェンマイ大学での貢献 (42)

伊藤信孝

チェンマイ大学客員教授・工学部

   本報ではかなり長いつきあいになるチェンマイ大学工学部の学生の一人を紹介する。もともと筆者は滅多なことでは推薦状は書かないことにしている。特に学生の企業への就職に関しては余程のことがない限り推薦状や紹介状について筆を執らない。その理由はタイの大学生の離・転職率が就職後3ヶ月でおよそ40%、3年間で90%と著しく高い事に起因する。

チェンマイ大学での貢献 (41)

伊藤信孝

チェンマイ大学客員教授・工学部

 チェンマイ大学に招かれて10年を迎える。まさに光陰矢の如しである。このあたりで自らの立ち位置を振り返り、その軸足がずれていないかどうかを確認する事も重要な節目である。自らが関わり行ってきた行動が当初の掲げた目標に合致しているかどうか、はたまたその結果がどの程度相手機関に貢献したかを検証しておきたい。

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