会員活動報告一覧
チェンマイ大学での貢献 (17)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
少数民族が住む山間地の小中学校併用の学校建設にチェンマイ大学が協力して携わったことは既に報告した。日系企業の支援を受けて木造建築がコンクリートの建物に変わった。チェンマイ大学が関連する学科の教員を引き連れ、現地調査をし、図面作成、予算見積もりを付して後者建替えの計画申請の手順を踏む。チェンマイより150km離れたファン (Fang) 地区はみかんの生産で有名である。幹線道路から山間地に入ると一気に急な坂が眼前に現れる。これまでは舗装がしてなかったので特に降雨後の通行は滑りやすく、危険さえ伴なった。
チェンマイ大学での貢献 (16)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
タイの正月は3つある。1月1日と31日の春節祭(中国旧正月)に4月中旬のソンクラ(水掛け祭)である。筆者はこの水掛け祭りにも例年参加している。いうまでもなく大学として教職員が模擬像を作り、引きながら歩いて2時間ほどをパレードする。揃いの衣装を着るが水で濡れても良いように携帯電話やカメラを防護するプラステイックの袋に入れて歩く。祝休日は3つの背景から成っている。すなわち王室、仏教、それに一般の国民的祝祭日である。ここでは2016年1月9日(土曜日)にランプン県のキーモッド村で催された「こどもの日」の祝日に参加した時の様子を報告する。
チェンマイ大学での貢献 (15)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
第22回3大学国際ジョイント・セミナー・シンポジウムが10月18日から23日まで中国の江蘇大学をホストとして開催された。本事業については既に紹介してきたが1994年に日本国際教育協会(IAEJ, 現在のJASSO)より支援を得て、三重大学がタイのチェンマイ大学、中国の江蘇大学との協力と合意のもとに毎年ホスト役を順番に交代して企画、継続して実施してきた事業である。第21回はチェンマイ大学がホスト大学として実施した。江蘇大学がホストを務めた前回、前々回と今回は全経費負担での招待を受けた。深謝の言葉に尽きる。筆者としては招待される以上は常にそれに見合うなにがしかの義務を果たしたいと考えているのでそのような趣旨を伝えてあった。
チェンマイ大学での貢献 (14)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
筆者が三重大学とチェンマイ大学をはじめとするタイの6つの大学との間で国際インターンシップ事業実施協定を締結したのは2000年初頭であったかと記憶する。文科省が国内インターンシップ事業推進に支援の姿勢を見せ始めた直後に、この事業の国際展開が意味あると判断したからである。国内の産業空洞化で多くの日系企業が生産拠点をアジアに移していた。聴くところでは大手企業ですら社員の出向派遣に先立ち2、3ケ月の事前研修を施していると言う。ならば大学生を在学中にこの事業に参加させればとの思いであった。
ブータンの農業機械化(2):スリランカでの経験交流プログラムの開催
大石常夫(ブータン王国農業機械化センター)
国際協力機構JICA「ブータン王国農業機械化強化プロジェクト(フェーズ2)」の活動報告第2弾として、ブータン国の農業機械化センター(Agriculture Machinery centre:以下AMC)の職員達とスリランカを訪問し、経験交流プログラムを開催してきましたので、その様子を報告します。
チェンマイ大学での貢献 (13)
伊藤信孝
チェンマイ大学客員教授・工学部
2015年11月半ばにベトナムのホーチミン市にあるノンラン(農林)大学に招待され参加した。訪問の目的は第3回持続可能な農業:食料とエネルギに関する国際会議(The 3rd International Symposium on Sustainable Agriculture, 略名 SAFE) で招待講演すること、さらにはホスト大学であるノンラン大学の創立60周年記念事業に参加することの2つであった。ノンラン大学と筆者の関係は古く20年を超える。前学長も著者が在職時の三重大学に来て頂いたこと、また当時は副学長であった現学長はハノイの農業工学ポストハーベスト研究所 (Vietnam Institute of Agricultural Engineering & Post Harvest)が主催する国際ワークショップを通じ旧知の仲であった。これまでの訪問回数は悠に40回を超える。