会員活動報告一覧
大学放浪記 (9)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
長年タイの大学を放浪する間に、どうしても理解できないことが心に引っかかっていた。それはグループでの共同研究や、国際共同研究プロジェクトと銘打っていても、よくよく注意して見て見ると、どう見てもその様には見えない。共同研究、コラボ、ジョイント・プロジェクトというのは言葉だけで、その実、協力して活動しているようには見えない。あたかも共同、協力というのは予算を取るだけの組織にしかみえない気がして成らない。
大学放浪記 (8)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では客員教授としての「学術活動の場」について記す。タイの大学に客員教授として受け入れられ、契約に基づく身分での活動が十二分とは言えなくても9割(90%)くらいはできるためにはどのような環境があればよいか、筆者なりの思いを記す。もちろんここに記すことはすべての人に等しく用意されるものではなく、また用意されてもそれを十分に利用できる能力が備わっているかどうかという被雇用側の対応能力にも依る。
大学放浪記 (7)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
いろいろな大学に行くと、その大学ならではの精神、信条などを表す標語を見かける。本報では、新しく移籍したマエジョ大学の例を記す。この大学では、エレベータのドアに5つの標語が写真を交えて書いてある。当初は気がつかなかったが、よくよく見て見ると、MAEJO大学と言う英語表記の頭文字を用いた標語である事がわかった。
大学放浪記 (6)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
前報でコンケン大学からマエジョ大学に移籍した事は既述した。本報ではマエジョ大学での受け入れ、処遇について記す。ここで断っておきたいことは先の大学と移籍後の大学との比較を為てどちらが良かったかどうかなどと言ったことを述べるつもりはない。単にこのような対応であったと言う事実を記して、その様な大学の対応もあるのかと言うことを情報提供として紹介し、有益に参考、あるいは利用頂ければ幸である。
大学放浪記 (5)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報ではコンケン大学からマエジョ大学に移籍して初めての仕事と言えるイベントについて述べる。コンケン大学での1年間の契約を終えてチェンマイのマエジョ大学に移った。勿論それほど容易に移籍が可能でないことは誰にでも推察頂ける状況下での移籍が実現したことは、言うまでも無く筆者自身の力だけでは不可能である。一般にタイの大学に就職するには6ヶ月ほど前から可能性のあると思われる相手機関に接触して、その可能性を探る必要がある。また相手国であるタイ国での就職、転職に対し筆者自身が勝手に動き回ることは賢明ではない。
大学放浪記(4)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では、大学の教員及び大学のランキングが、教員の論文数による評価基準でなされている事について記述する。筆者がタイの大学に赴任する前に耳にしたことは教員の研究姿勢、活動についての話しであるが、誰が、あるいはどの研究室が如何に研究をして居るか、またリードしているかと言う話しを耳に為た。