会員活動報告一覧
大学放浪記 (14)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
タイの大学のいくつかでは1月下旬から2月の下旬にかけて、王室メンバーが卒業修了式に出向き、該当者に直接証書を手渡すのが年次行事となって居る。長引くコロナ禍でこれまで大講堂に多人数が集まり、王室メンバーが卒・修了生に直接証書を手渡す様式は控えられてきたかに聞いているが、マエジョ大学では今年(2022)は2月15,17日の2日に亘りそのセレモニーが行われると聞いていた。
大学放浪記 (13)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
大学が良くなる要因のひとつはリーダー(さしずめ学長あるいは学部長などの要職にある人の資質と考え方、人間性、組織を良くしようとする強い「思い」や「情熱」に起因する。「稔(みのる)ほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」と言う諺を持ち出して、現状とその改善策についていくらかを如何に示す。
大学放浪記 (12)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
2022年になって、と言うよりも4ヶ月振りに大学での授業らしき授業を行った。しかし長引くコロナ禍でやはりオンラインでの講義に変わりは無かった。今回が3回目となるが、3週間立て続けに4時間から5時間の休憩なしのぶっちぎり授業というところで有ろうか。
大学放浪記 (11)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では、幸いにも参席の機会を得た若いタイ人の結婚式(パーテイ)にまつわる話題を取り上げる。メイン・イベントの結婚披露宴の約1週間ほど前に知人の一人から、来週の日曜日にデイナー・パーテイがあるが参加できるかと問われた。さらに聞いてみると筆者のよく知る先生からの間接的な情報伝達であることがわかった。
大学放浪記 (10)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では、前報からの「講義分担」の続報について記す。タイでは外国人教師が講義を担当する場合は、必ず分担するパートナーが用意され、共同で一つの講義を分担する決まりになって居る。言うまでも無く公式にはそうした規則になって居る。このことは前報においても記したが、パートナーとの間に意思の疎通も無ければそのパートナーすら面識もないと言う間柄のもとで、講義内容についての種々の情報すなわち
大学放浪記 (9)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
長年タイの大学を放浪する間に、どうしても理解できないことが心に引っかかっていた。それはグループでの共同研究や、国際共同研究プロジェクトと銘打っていても、よくよく注意して見て見ると、どう見てもその様には見えない。共同研究、コラボ、ジョイント・プロジェクトというのは言葉だけで、その実、協力して活動しているようには見えない。あたかも共同、協力というのは予算を取るだけの組織にしかみえない気がして成らない。