会員活動報告一覧
大学放浪記(29)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では最近の嬉しいニュースを記しておく。チェンマイ大学に招聘して頂き、赴任してから、タイの大学での居候は約15年が過ぎ、有り難いことに現在もマエジョ大学で御厄介になっている。必ずしも毎日が、楽しい日々ではないし、愚痴やフラストレーションも溜まり、不安に思う事もしばしばである。だからと言ってこの「会員の活動」欄をストレスのはけ口に使ったりする積もりはない。70才を過ぎれば幸福に対する考え方のアプローチを変える必要があると言う仏教関係者の有り難い話を聞いたことがある。
大学放浪記(28)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では筆者の専門である農業機械について記す。在職時代は大学の教員と兼業農家の2足のわらじを履いていた筆者だけに、実際に農業機械を使って自身が所有する水田での稲作は他の一農家とは異なるフィロゾフィー (Philosophy) で行ってきた。圃場としての水田は筆者の両親が農業を営む専業農家で有り、両親の没後遺産として受け継いだ物である。畑もあったが筆者の教育のためにどんどん売却し、水田だけが残ったと言う感じである。
大学放浪記(27)
伊藤 信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では,筆者がタイの大学にきてから初めての体験となる大学レベルの委員会の委員を演出する選挙について記す。実際には初めてではなく、一度学部長選出の選挙に参加したことがある。しかし、その時の感覚では、教職員の意向投票のようなもので、選挙の結果を参考にする為と聞いていた。実際はどの様に最終的に結果が出されたかは知るよしもない。日本では特に政治における中央、地方の行政を左右する選挙権を外国人に認めるかどうかでたびたび、外国人の選挙権が話題になる。
大学放浪記(26)
伊藤 信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報でも引き続き大学の「国際交流に於ける管理運営のまずさ」、さらには最低限の国際感覚、さらに低い次元での表現となればエチケット、マナーのレベル迄レベルを下げて話をしなければ成らない。いささか悲しい限りであるが致し方無い。敢えて書いておきたい。
大学放浪記(25)
伊藤 信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では、筆者の身の回りで生じた怪現象について述べる。日本の大学を定年退職して1年も経たずにタイの大学に招聘を受け赴任した。と言っても当初はそれほど長く滞在できるとは頭から考えて居なかった。本来招かれたのは、現職時代に立ち上げた学生に対する2つの国際プログラムに対する表彰をしたい、と言うことでその形は大学からの名誉学位授与と言うことであった。だからそれだけのことでその後も滞在できるなどとは思っても居なかった。
大学放浪記(24)
伊藤 信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では大学の教育研究、管理運営に関して正直に、遭遇している状況から自分の意見を表したい。これまでにもこのシリーズで多くの体験を基に、この種の話題を取り上げて既述してきた。しかし次から次へと事態は益々思わしくない状況に向かい、良くない部分が表面に出てきて、これでは書かざるを得ないと言う切羽詰まった、追い込まれた状況になりつつある事をあらためて寂しく、また悲しい思いを隠せない。ここでは少々厳しい表現を用いるがご容赦頂きたい。ことの発端は授業の分担である。既に外国人教員がタイの大学で雇用される時の最低限の義務は・・・・。