会員活動報告一覧
大学放浪記(50)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
効果を最大にする為にはどうすれば良いかを示す概念(図)
本報では、何事を行うにしてもより良い結果、より高い効果を挙げるにどうすれば良いかを数式を用いてその概念を説く、上記の数式は数学と言うより、算数のレベルである。それだけにこの数式は効果を上げるにはどうすれば良いかをわかりやすく説明している。上式に於いてEは効果 (Effect), Nはアイデアの新規性 (New idea) あるいは新しい、オリジナル (Original) なアイデアを示す。Z は時間 (Time, Zeit(ドイツ語)) を示す。
大学放浪記(49)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
1次遅れ系モデル(図)
本報では1階の微分方程式で表される現象を、現実の社会で見られる現象に関連づけて記述する。上図は、ある一定の入力(目標値、Step input target level)に対して、システムが時間の経過とともに如何様に応答、反応するかを時間の経過と共に表示したものである。一般に系の応答を求めるには、微分方程式をラプラス変換し伝達関数を求め、それを逆変換し時間領域に戻すと、上図で黄色と水色で示す応答曲線が得られる。
大学放浪記(48)
伊藤信孝
マエジョ大学客員教授・再生可能エネルギ学部
先に教育に於いて講義を聴講する受講側である学生のモチベーションを如何に高めるかが重要である事を説いた。国際学会でも英語での発表ビデオを用意して資料としているが、いくらかの人から,日本語版は無いのか、できれば日本語版をとの問い合わせがあり、以後本報を含め、4報に亘り日本語での解説をしておきたい。いくらかでもお役に立てば幸である。なおこれらの内容はチェンマイ大学、コンケン大学、そして現在在籍しているマエジョ大学で、工学部、再生可能エネルギ学部の全学部生並びに大学院生に対して行った講義の一部でもある。また、日本の大学に在職時には企業でも話をする機会をえた。長年に亘るタイ滞在の間にも機会ある度に時間を頂き、話題提供してきた。
大学放浪記(47)
伊藤信孝
マエジョ大学・客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では、筆者が最もうれしい出来事について記す。これまでも既述したように、筆者にとって何に最もうれしく、幸せに感じるかをあらためて記す。言うまでもなく、長年タイに滞在している、或いはさせて頂いていることが基本的に幸せである。しかし、滞在している、或いはさせて頂いているだけでは意味はない。何が目的で、滞在し、させているかについてその目的、趣旨、或いはミッションがあきらかでないと意味は半減する。本人が如何に高い志をもっていても、その志が生きる環境がなければその達成度は100%満たされない。
大学放浪記(46)
伊藤信孝
マエジョ大学・客員教授・再生可能エネルギ学部
本報では「SAFE Network」について記す。この組織は研究者(主として大学の教員、研究所の研究員,研究者など)で構成するアジアを中心とした人的ネットワークで有り、主たる活動としては、定期的にアジアの各地で開催する学術研究活動(国際会議、ワークショップ、セミナー、シンポジウムなど)であり、対象とする範囲は。内容的にはその名称が示すように持続可能な農業(Sustainable Agriculture):食料(Food)とエネルギ―(Energy) である。筆者がこの組織に関わるようになった経緯を以下に示す。
大学放浪記(45)
伊藤信孝
マエジョ大学・客員教授・再生可能エネルギ学部
長年タイの大学で働く機会を得て、常々感じて居ることは、「ここのところを、いくらかでも改善すればもっと良くなるのに」とか「ひょとすると大学ランキングも大幅に上げる事が出来るやも知れない」と残念に思うことが多々ある。文化なのか、伝統なのか、はたまた個人の、あるいは大多数の共通した妥協点なのか、その辺は定かではないが、いずれにしても改善した方が良いし、改善すべきであると常々考えて居る部分が多々ある。しかし如何にすればよいかでいつも二の足を踏み躊躇させられる。